酵素ドリンク

 

最近では、ドラッグストアでも
普通に売られている酵素ドリンクや酵素サプリ。

 

これまで酵素について書いてきた通り
酵素ドリンクと名がついていますが
この中に酵素は入っていません。

 

酵素ドリンクのラベルを見てください。

 

「清涼飲料水」と書かれているはずです。

 

清涼飲料水規格の製品は、
食品衛生法という法律に従って
「加熱殺菌」しなければなりません。

 

もし加熱殺菌していなければ、
微生物が繁殖して膨張したり、
有害菌が発生するかもしれません。

 

そのため、清涼飲料水は
65℃で10分程度の加熱殺菌処理が
義務付けられています。

 

一方、酵素はタンパク質でできていますので
熱に弱いという特性があります。

 

今確認されている酵素だけでも
その種類は2万種類を超えると言われます。

 

一般的な酵素は50℃から60℃で
酵素として働かなくなります。

 

酵素ドリンクを生産するときは
植物を発酵させるときに
酵素が産生されていますが

 

加熱処理によって酵素は働きを失います。

 

たまに、「酵素の中には100℃で働く種類もある」と
説明されている酵素ドリンクもあります。

 

確かにそういった酵素も存在します。

 

しかし、こうした酵素は100℃という
過酷な環境でも生きている微生物が
作る特殊な酵素です。

 

酵素が何度まで働くかは
その酵素を作り出す生物が
生きている環境に影響されます。

 

一般的な酵素ドリンクの原材料は
多種類の野菜や果物です。

 

野菜や果物の中に100℃で栽培
されるものがあるでしょうか?

 

野菜や果物由来の酵素が100℃
に耐えられるわけはありません。

 

発酵中の微生物によって作られる酵素も同じです。
100℃でも生きていられる微生物によって
発酵させた酵素ドリンクであれば

 

その微生物がつくる酵素は
100℃でも働く可能性があります。

 

しかしその酵素を摂り入れたからといって
私たちの体内で酵素として働くかというと
そうではありません。

 

なぜなら、私たちの体内で作られる酵素とは
あまりにも異なる環境で作られているからです。

 

このような酵素ドリンクですが
なぜ酵素が入っていないのに
酵素ドリンクというのでしょうか?

 

製造過程を考えれば
「植物発酵ドリンク」というべきだと思いますが

 

ある酵素ドリンクのメーカーに
メールで質問したところ

 

「乳酸菌や酵母菌等を用いて発酵させるのに
食材の酵素が利用された飲料だから」

 

という回答でした。

 

多分、酵素ドリンクというほうが
売れやすいんでしょうね。

 

健康食品産業の販売戦略でしょう。

 

酵素ドリンク、酵素サプリの販売業者の中には
「酵素ってつけとけば売れる」
みたいな業者がいることは残念ながら事実。

 

ただ、酵素は生きていくためには
必要不可欠な物質です。

 

紛らわしいネーミングに惑わされず
本当に良質な酵素サプリを選びましょう。

 

 

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