マインドセット

男気の代名詞となった広島東洋カープの
黒田博樹投手。

 

2008年に200勝を達成した
元中日ドラゴンズの山本昌投手以来
8年ぶりの快挙です。

 

プロ野球の200勝は、
今も昔も先発ピッチャーが
目標とする数字です。

 

名球会入りの条件ともなる
金字塔です。

 

打者では名球会入りの目安となるのは
2000本安打ですが

 

今の時代は2000本安打に比べて
200勝のほうが困難だといわれています。

 

日本のプロ野球の場合
先発投手は中6日をおいて
登板するのが一般的です。

 

年間で先発登板する機会が
限られることと

 

投手の実働年数が野手に比べて
短いこともあり

 

投手の200勝というのは
至難の業なのです。

 

それを日米を渡り歩いて達成したのは
野茂英雄以来2人目の快挙です。

 

そんな黒田投手ですが
デビューしたときのピッチングスタイルは
どうだったか覚えていますか?

 

ストレートでグイグイ押すタイプの
パワーピッチャーでした。

 

それが今では技巧派の代名詞とも
いえる存在になっています。

 

このスタイルの変化は「生き残るため」。

 

パワーで押すピッチングに限界を感じたとき
ガチガチマインドセットの持ち主で
あればそこでジ・エンドでしょう。

 

江川卓のように・・・

 

しかし勝つことに責任を感じ
それを維持するための方法を工夫するのが
やわらかマインドセットの持ち主です。

 

強いものが勝つのではなく
変化に適応したものが生き残る

 

とは進化論の有名な理論ですが
黒田投手はまさに変化に適応する
マインドセットの持ち主でした。

 

スタミナや瞬発力は年齢とともに
低下したはずです。

 

しかし、それを補うために
コンディション作りに気を配り

 

フロント・ドアやバック・ドアと
言われる新しい技術を習得して
勝つための工夫を重ねました。

 

才能だけに頼って切り抜けようとせず
壁に当たっても、自分の能力や
モチベーションを自分でコントロールしようとする。

 

このようなマインドセットでなければ
たとえ成功したとしても、
一時のことで終わる確率が高いのではないでしょうか?