データ

前回の続き

⇒ 才能だけでは成功できない

 

マインドセットがガチガチのビリーは
あふれる才能をまったくムダにしたどころか

 

才能があだとなって身動きが
とれなくなってしまったのです。

 

結局、たいした結果も残せないまま
選手生活を終えることになりました。

 

しかし、その後、映画にもなった通り
球団のゼネラルマネジャーとして

 

信じられない快挙を成し遂げたのです!

 

選手としてはダメダメだったのに!

 

一体この間に何があったのでしょうか?

 

ビリーに成功をもたらしたものこそ
マインドセットの切替だったのです。

 

ビリーにはメジャーリーグ時代の
同僚にレニー・ダイクストラという人物がいました。

 

レニーは才能や肉体的には
ビリーに遠く及びませんでした。

 

しかしレニーはやわらかマインドセットの
持ち主であり、失敗という概念がなかったのです。

 

ビリーも、「彼は僕とは正反対だ」と
認めていました。

 

さらにこんなことを言っています。

 

ぼくにもだんだんと野球選手とは
どういう人間なのかがわかってきた。

そして、自分にはその適正がないことも。

適正があるのはレニーのほうだった。

 

レニーに対する畏敬の念や
引退してからの経験から

 

才能よりもマインドセットが重要だと
ビリーにもわかってきたのです。

 

アスレチックスのゼネラルマネジャーとなった
ビリーは球団経営とスカウト戦略に
新たな考えを打ち出そうとします。

 

なんといっても貧乏球団。
実績のある選手を入団させるだけの
資金がないわけです。

 

ビリーはデータ分析のスペシャリストである
ピーター・ブランドとの出会いによって

 

チームの得点力を向上させるには
スター選手を集めるよりも

 

打者が順々に自分の役割を果たしながら
次の打者へつなげていくスタイルを
徹底させるほうがはるかに有効だ

 

という考えに至ります。

 

逆にスター選手を集めると
このように次につなぐという
マインドセットを持ったチームには
ならかなかったことでしょう。

 

このような考えでチーム作りをした
アスレチックスは

 

2002年シーズンで103勝をあげて
地区優勝したのです!

 

才能を生かすも殺すも

 

マインドセット次第という実例でした。