ヴァイオリン

あなたは今までにこれ以上はできない!
というくらい何かに打ち込んだことが
ありますか?

 

ここまでやってダメならしかたない
と思えるくらいの努力です。

 

もしこのような経験があるのなら
あなたはやわらかマインドセットの持ち主です。

 

ガチガチマインドセットの持ち主は
努力することの価値を低く見ます。

 

・努力なんて才能がない人のすること
・天才なら努力なんてしなくても何でもできる
・努力するのは能力に欠ける証拠

 

このように考えています。

 

努力などしたら、逆に自分の価値を
下げることになると思い込んでいます。

 

しかし、この裏には努力することへの
恐怖があるのです。

 

フィラデルフィア交響楽団という
アメリカ5大オーケストラのひとつであり
世界でも有数のオーケストラがあります。

 

そこに若干10歳でヴァイオリン奏者として
デビューしたナージャという女の子がいました。

 

彼女はカリスマ的なヴァイオリンの教師である
ドロシー・ディレイ氏の指導を受けるため

 

これまた名門のジュリアード音楽院に
入ったのです。

 

そのときには、悪い癖がまだまだあり
ヴァイオリンの持ち方すら間違っていたそうです。

 

しかしナージャは自分のことを天才だと
思っていたので

 

先生に注意されても、改めようとしませんでした。

 

何年かして、10代の後半になると
他の生徒たちに追い越されるように。

 

天才少女ナージャは、初めて敗北者の気分を
味わうことになり、自信を失ってしまいました。

 

彼女は努力することが怖かったのです。

 

本気でやってみてやっぱりダメだったら・・・

 

こう考えるととても恐ろしくなりました。

 

・本気で挑戦したのでなければ
・とことん練習して演奏したのでなければ

 

全力を尽くしたのでなければ

 

言い訳ができる

 

でも、自分のすべてを出し切ってダメだったら・・・

 

それ以上つらいことはない

 

ナージャはこう考えたのです。

 

精一杯やって失敗して、言い訳のしようのない
状況に追い込まれてしまったら・・・

 

このことに何より恐ろしい不安を感じたのです。

 

ガチガチマインドセットの持ち主が
恐れることがまさにこれなんです。

 

全力でやって失敗することへの恐怖。

 

努力の価値を低く見る裏側には
こんな屈折した感情が隠されているのです。

 

⇒ その後、ナージャはどうなった?