血糖値上げる

血糖値を下げるホルモンはインスリンしか
ないのに、血糖値を上げるホルモンは
4つもあります!

 

糖尿病患者にとっては
もっと血糖値が簡単に下がるホルモンが
あればいいのにと思ってしまいます。

 

なぜ血糖値を上げるホルモンのほうが
多いのでしょうか?

 

現代は飽食の時代と言われますが、
人類の長い歴史のほとんどは
飢餓との闘いの歴史でした。

 

狩りで獲物が取れず、空腹期間が
長く続いて血糖値が下がりすぎると
意識を失ってしまったり
最悪の場合、生命を維持できません。

 

十分に栄養が得られない場合や
緊急事態に見舞われて低血糖に陥った場合に
必要に応じて血糖値を上げる仕組みが
私たちのカラダには装備されています。

 

血糖値を上げるホルモンには

グルカゴン
アドレナリン
成長ホルモン
コルチゾール

などがあります。

 

■グルカゴン

すい臓から分泌されるホルモン。
肝臓に蓄えられているグリコーゲンを
ブドウ糖に変えて血糖値をあげます。

 

■アドレナリン

火事場の馬鹿力と言われる
爆発的な力を発揮するときって
アドレナリンが分泌されています。

 

アドレナリンはインスリンの分泌を
抑制して肝臓のグリコーゲンを分解します。

 

その結果、血糖値が上がります。

 

■成長ホルモン

筋肉や骨の成長を促進したり
細胞の損傷を修復する働きがあります。

 

また、究極の脂肪分解ホルモンともいわれます。

 

肝臓のグリコーゲンを分解し
インスリンの働きを抑制することで
血糖値をあげます。

 

筋トレした後って血糖値が上がります。
運動しているのになぜ?
と思うかもしれませんが
これは筋トレによって
成長ホルモンが分泌されたことが原因です。

 

■コルチゾール

コルチゾールはタンパク質を分解して
糖分に変換して血糖値を高めます。

 

筋肉のタンパク質を分解するので
タチが悪いですね。

 

これら4つのホルモンは
何らかの要因で血糖値が下がったときに
体内で血糖値を上げるように
働く仕組みです。

 

私たちの体のセーフティネットでもあります。

 

血糖値を上げる仕組みは厳重に
作られていますが

 

血糖値を下げる仕組みはインスリンのみです。

 

古代の人々にとっては
血糖値を上げることが重要だったのに対し

 

現代は糖質の摂りすぎによる高血糖が
問題になっています。

 

血糖値を下げる仕組みが一つしかない以上
インスリンをもっと大事に
したほうがよさそうですね。

 

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