低インスリンダイエット

 

糖尿病の食事療法のひとつに
グリセミック指数(GI値)を
利用するものがあります。

 

低GIダイエットとして一時期
もてはやされたことがありますので
ご存知の方も多いでしょう。

 

そもそもGI値とは何でしょうか?

 

摂取する食品によって当然ですが
血糖値の上がり方は異なります。

 

GI値は食後の血糖値の上昇度合いを
表す指標のことです。

 

ブドウ糖を100としたときに炭水化物を
50g摂取したときの比較で、
0から100までの数値で示されます。

 

ウィキペディアによると

GI値

など数字が高いほど
糖質の吸収速度が速いということです。

 

糖質の吸収速度が速いということは
インスリンの分泌を強く促進するということです。

 

これに注目してGI値の低い食品だけを
選別して、それだけを食べるという

 

低インスリンダイエット

 

という食事法がブームになりましたね。

 

このGI値ですが
同じ食材でも調理法によって
数値が大きく変わることをご存知でしょうか?

 

例えば同じ白米でも
チャーハンにするとカロリーは高くなりますが
消化吸収には時間がかかるため
血糖の上がり方は緩やか(GI値が低い)になります。

 

しかしお茶漬けだと、カロリーはチャーハンより低いですが
消化吸収が早いので血糖の上昇は急激になります。

 

同じ食材でも血糖の上がり方はまったく異なります。

 

血糖値は摂取したカロリーで決まるのではなく
さまざまな栄養素の組み合わせや調理の方法
食べ方などによって変わってくるということです。

 

さらに、炭水化物を含まない肉や魚のGI値を
求めることはできません。

 

にもかかわらず、低インスリンダイエットでは
なぜかこのような食材にもGI値が存在しています。

 

GI値の低い食材だけを選んで食べるというのは
ほとんど偏食と変わりませんので
栄養的にはかなり偏った食事になるでしょう。

 

さらにGI値の高い食材を食べたから
インスリンの分泌量が増えるとか

 

GI値の低い食材を食べていれば太らない
という単純な話でもありません。

 

例えば果物。

 

基本的に糖質を含む食材はGI値が高いのですが
果物は低GI食品に分類されています。

 

その原因は果物が含む糖質の種類にあります。

 

果物に含まれる糖分は、ショ糖、ブドウ糖、果糖の3種類。

 

果物によって割合は違いますが、
多くはブドウ糖と果糖が半々で含まれています。

 

ブドウ糖は血糖値を大きく上げますが、
果糖はそのほとんどが肝臓で代謝されるため
血糖値をほとんど上昇させません。

 

そのためGI値は低いのですが
だからといって過剰に果物を食べていると
余分なエネルギーは当然中性脂肪として蓄積されます。

 

血糖値上昇の目安としてGI値を
参考にするのは有益ですが

 

ダイエット目的でGI値を妄信するのは
危険かもしれませんね。

 

 

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